2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
まだ見ぬ敵はそこにいる(ジェフリー・アーチャー/ハーパーBOOKS) 昨年7月に紹介した『レンブラントをとり返せ』から始まるシリーズの第二作。 昨年12月に発行されたが、読むべきかどうか少し迷っていた。この人の何巻にもおよぶ年代記は、これまで敬遠…
静かな炎天(若竹七海/文春文庫) 女探偵、葉村晶が登場する短編集第3弾。 前回紹介した『依頼人は死んだ』の後、シリーズの作品としては『悪いうさぎ』と、『さよならの手口』がある。が、短編推理を紹介するという趣旨から、長編作品はとりあえずパスし…
黒牢城(米澤 穂信/角川書店) 最近、ファンになった作家の直木賞受賞作。意外に早く図書館で借りられた。 本能寺の変に先立つこと4年、織田信長に背いた荒木村重は毛利の参戦をまって有岡城に立てこもる。命を賭して説得に来た黒田官兵衛を、村重は殺すこ…
神の方程式(ミチオ・カク/NHK出版) 著者は、日系アメリカ人の理論物理学者。超弦理論の創設者の一人であるが、米国では、ポピュラーサイエンスの伝道師としても名高い。 ブログ開設以前の読書日記をみると、7年ほど前にこの人の著作『パラレルワール…